発情期を迎えたクレステッドゲッコーのお世話の仕方を解説。

未分類

こんにちはコマツです。

皆さんは飼育しているクレスが発情期を迎え突然気性が荒くなったり、無精卵を産んだりしてびっくりさせられたなんてことはないですか?

我が家で飼育しているクレスも発情期を迎え私がケージに手を入れると飛び掛かってきて噛みついてくるようになり驚きと同時にどうお世話すればいいのか心配になったのを覚えています。

この記事では、クレスの発情期とその際に注意すべきポイントについて解説しているので飼育しているクレスが発情期を迎えて戸惑っている飼い主さんの不安を解消できる内容になっています。

それでは、興味のある方は是非ご覧ください。

クレステッドゲッコーとは

クレステッドゲッコーは和名をオウカンミカドヤモリといいニューカレドニアに生息する全長20cmほどの中型のヤモリです。

眼の上部から背面にかけてある睫毛のように見える刺のような鱗が特徴的で比較的丈夫で飼育しやすいことからレオパードゲッコーと並び人気のある種類です。

発情期について

発情期とは

発情期とは繁殖のためにオスとメスが交尾を行う準備が整う特定の期間のことを指します。

発情期を迎えることは動物にとって自然なサイクルであり、種の存続に重要な役割を果たします。

発情期のタイミング

発情期はホルモンの変化によって引き起こされ季節的な要因や環境条件に影響されます。

ある程度、性成熟すると野生下では気温が上昇し日照時間が長くなる春から夏にかけて発情期を迎え求愛行動をとるようになります。

飼育下では環境条件(温度、湿度、照明)によって一年中いつでも発情期を迎える可能性があり、発情期の期間には個体差がありますが数週間~数ヶ月ほど続きます。

発情期の特徴

オスの特徴

  • 「クックックックッ」や「キュルキュル」などの特有の鳴き声を発します。この鳴き声はメスに存在をアピールする他にも他のオスに縄張りを主張する際にも使用されます。
  • 縄張りの主張や交尾相手のメスを探すために普段よりも活発に探索行動を行うようになります。
  • 普段よりも縄張り意識が強くなり他のオスに対して威嚇や攻撃的な態度をとるようになります。

メスの特徴

  • 交尾相手のオスを探す為や安全な産卵場所を探す為に活発に探索行動を行います。
  • オスを引き寄せる特有の鳴き声やフェロモンの分泌による特有の匂いを発します。この匂いを嗅ぐことでオスはメスの発情期を確認し交尾の可能性を判断します。
  • 無精卵を産むことがあります。

発情期を迎えたら注意すべきポイント!

栄養価の高い餌を与えましょう。

発情期は普段より活発になる為、エネルギーの消費量が増え体重が減少しやすくなります。

また、メスは産卵の際に卵の殻を作るために体内のカルシュウムを大量に消費します。

その為、発情期中は通常よりも餌の回数を増やしたりタンパク質や脂質カルシウムなどが豊富に含まれた栄養価の高い餌を与えるようにしましょう。

スーパーフードに不飽和脂肪酸を含んだオイル(亜麻仁油など)を少量加えてから与えるのも効果的です。

いつでも水分補給できるようにしましょう。

発情期は普段より活動量が増える為、脱水になりやすくなります。

脱水になると体内の水分バランスが乱れて様々な健康被害を引き起こす原因になる為、

  • いつでも新鮮な水が飲めるように水皿を置く。
  • 水分量の多い果物などを与える。
  • 霧吹きの回数を増やし普段よりも加湿する。

などの対策を行い、いつでも水分補給できるようにしてあげましょう。

ストレスのかかりにくい環境を提供しましょう。

発情期中は雌雄ともにとても敏感になっており、極力ストレスを与えないよう静かで安心して過ごせる環境を提供する必要があります。

その為には、

  • 繁殖を狙わない限り単独で飼育し、他の個体が見えないようにする。
  • ケージ内にシェルターなどを入れてあげて普段よりも隠れられる場所をふやす。
  • ハンドリングなどの過度な接触は避ける。
  • 給餌や霧吹きなどの必要最低限のお世話以外は行わない。

これらのことに気に付けてあげましょう。

心配になって必要以上に構ってしまうとよけいにストレスをかけてしまうのでこの期間はできるだけそっとしておいてあげましょう。

産卵床を用意しましょう。

飼育している個体がメスの場合は繁殖をさせるかどうかに関わらず、産卵床をケージ内に用意してあげましょう。

性成熟したメスは単独で飼育していても無精卵を産むことがあり、個体によっては適切な産卵場所がないと抱卵しても卵を産まないことがあるので卵詰まりなどのトラブルを避けるためにも産卵床を用意してあげましょう。

産卵床の作り方は簡単で産卵床はタッパーに湿らせた水苔やバーミキュライトなどを入れてケージ内に置いておけばOKです。

産卵床を用意しても卵詰まりを完全に防ぐことはできません。その為、普段から健康状態を確認するようにし異変があれば早期に動物病院を受診することが重要です。

まとめ

飼育しているクレスが発情期を迎えたら

  • 栄養価の高い餌を与える。
  • いつでも水分補給ができるようにする。
  • ストレスのかかりにくい環境を提供する。
  • メスの場合は産卵床を用意する。

これらのポイントに注意してお世話をしてあげましょう。

タイトルとURLをコピーしました