
この記事では、
クレステッドゲッコーの餌の種類や与え方、給餌頻度などについて解説しています。
飼育初心者さんやこれから飼育を始めてみたい方にもわかりやすい内容になっているので興味のある方は是非ご覧ください。
クレステッドゲッコーとは?
クレステッドゲッコーとはニューカレドニアに生息する固有種で目の上にまつ毛のように見える突起がありその独特な外見と比較的温和な性格で人に慣れやすいことと人口餌のみでも飼育できることから初心者にも非常に人気のあるヤモリの1種です。
餌の種類と与え方
クレステッドゲッコーは動物食傾向が強い雑食性です。
昆虫や人工飼料を主食にしたまに果物などを与えるようにしましょう。
昆虫
主食となる昆虫には下記のものがあります。
- コオロギ(ヨーロッパイエコオロギ・クロコオロギ・フタホシコオロギ)
- デュビア
- レッドローチ
- ワーム(ミルワーム・ハニーワーム・シルクワーム)
昆虫を与える際は、固くて消化しにくい頭や、脚、羽などをできるだけ取り除きピンセットで与えるようにしましょう。
昆虫だけではカルシュウムが不足しクル病を発症するリスクが高くなるので必ずカルシュウム剤を振りかけてから与えるようにしましょう。
ワーム類の中でもハニーワームは脂質やエネルギーが高い為、産卵後のメスや衰弱して痩せた個体などに与えると良いでしょう。しかし、嗜好性も高いため元の餌を食べなくなってしまうリスクもあるので注意が必要です。
生餌が苦手な方は冷凍や乾燥されたものもありますが、生餌に比べて食い付きは少し悪くなります。
果物
クレステッドゲッコーが食べることができる果物には下記のようなものがあります。
- マンゴー
- バナナ
- アプリコット
- イチゴ
- スイカ
- モモ
人間が食べる果物は自然下になる果物と違い糖分が高い為、与えすぎると肥満の原因になるのでおやつ程度に与えるようにしましょう。
果物を与える際は、すり潰してからスプーンなどで与えましょう。
人口飼料
クレステッドゲッコーの人工飼料には必要な栄養素が全て含まれている専用フードが販売されており、水で溶かして与える粉末タイプのレパシーやパンゲア、そのまま与えることができる半練りタイプのクレスゾルなどが有名です。
専用フードを与える際は、スプーンなどで口元まで持っていって与えましょう。
食べない場合は鼻先にフードを付けてやり舐めとらせて味を覚えさせるようにするとしだいに食べるようになります。
水で溶かす粉末タイプで食い付きがあまりよくない場合などは水の代わりに果汁100%ジュースで溶いたり果物味の人間用のベビーフードを混ぜて与えてみると食いつきがよくなることがあります。
給餌の頻度と餌の量
給餌の頻度は、ベビー(0~6か月)の頃は毎日,ヤングアダルト(6か月~18か月)では2日~3日に1度,アダルト(18か月~)では3日~4日に1度を目安にしてください。
餌の量は基本的には欲しがるだけ与えて大丈夫です。
太るようであれば1回の餌の量を減らすのではなく給餌間隔をあけるなどして調整をしましょう。
肥満は病気の発症リスクを高めるので長生きさせる為にも餌の与えすぎには注意しましょう。
補足
給餌で使用するピンセットは口元のケガ防止の為、先端の尖っていないものを使用しましょう。
また、爬虫類用に販売されているピンセットは比較的大きいくクレステッドゲッコーのような小型種の給餌には扱いにくい為、作業用などで販売されている竹製の15cmほどのピンセットが扱いやすく、あたりが柔らかいためケガのリスクも少なくおすすめです。
まとめ
- クレスには昆虫や人工飼料を主食とし果物を副食として与えるようにしましょう。
- 昆虫を与える際はクル病対策の為、カルシュウム剤をダスティングしてから与えるようにしましょう。
- 果物は糖分が高く与えすぎは肥満の原因になるのでおやつ程度に与えるのが良いでしょう。
- 給餌の頻度は、ベビー(0~6か月)の頃は毎日,ヤングアダルト(6か月~18か月)では2日~3日に1度,アダルト(18か月~)では3日~4日に1度を目安にしましょう。
- 餌の量は欲しがるだけ与えるようにし、太るようであれば給餌頻度の間隔を開けるなどして調整しましょう。
- 給餌で使用するピンセットはあたりが柔らかくケガのリスクも少ない竹製のものがおすすめです。