クレステッドゲッコーの飼育環境や飼育方法の紹介。

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こんにちは、komatsuです。

今回は我が家で飼育しているクレステッドゲッコーの飼育環境や飼育方法を紹介していきたいと思います。

飼育初心者さんやこれから飼育を始めてみたい方に向けたわかりやすい内容になっているので読んでいただければ幸いです。

はじめに

我が家では現在2歳になるオスのクレステッドゲッコーの【吉日きちじつ】を飼育しています。

吉日きちじつ】は生後6か月くらいの頃に最寄りのペットショップで一目ぼれし1週間程悩んだ末にお迎えしました。

ちなみに名前の由来はお迎えした日が大安だったからです。

クレステッドゲッコーとは?
  • 分類:爬虫綱 有隣目 イシヤモリ科 オウカンミカドヤモリ属
  • 名称:学名:correlophus ciliatus(コレロフス キリアトゥス)、英名:crested gecko(クレステッドゲッコー)、和名:王冠帝守宮(オウカンミカドヤモリ)
  • 分布:ニューカレドニアの固有種でニューカレドニア本島南部、パイン島及び周辺の島々に生息。
  • 形態:尻尾まで入れた全長は20cm~25cm、体重は40g~50gであり、特徴として眼上部から背面にかけてあるまつ毛のように見える刺状の鱗や、四肢と尻尾に備わっている壁面に張り付くための趾下薄板しかはくばんという器官、一度切れてしまうと再生することのない尻尾などがあげられます。
  • 寿命:10年~15年程です。
  • 性質:性格は温厚で人に慣れやすい個体が多く比較的ハンドリングがしやすい種類です。
  • 食性:動物食傾向の強い雑食性で昆虫や節足動物、果実、花の蜜なども食べます。また、人工飼料にも慣れやすい為、人工飼料のみでの終生飼育も可能です。

飼育環境

それでは早速我が家での飼育環境について紹介していきたいと思います。

ゲージ

ケージは樹上性のクレステッドゲッコーが立体活動がしやすいようにジェックスから販売されているグラステラリウム3045(幅31.5cm×奥行31.5cm×高さ48cm)という高さのあるガラスケージを使用しています。

このケージは扉が前面開閉式になっているので給餌や掃除などのメンテナンスが容易に行えるのと天面がメッシュになっているので通気性が良いのが特徴で、多湿を好むが蒸れを嫌うクレステッドゲッコーにはピッタリなケージです。

ケージを選ぶ際にグラステラリウムナノ(幅21.5cm×奥行21.5cm×高さ22.7cm)という一回り小さいケージとどちらにするか悩んだのですが狭いケージはフロッピーテールになる危険性があるので大きい方のグラステラリウム3045の方を選びました。

海外ではもっと大きなケージが推奨されていますが、大きくなれば温度や湿度の管理が難しくなるのと掃除などのメンテナンスも大変になるので個人的にはグラステラリウム3045くらいがいい塩梅なんじゃないかと思って使用しています。

床材

床材はキッチンペーパーやハスクチップなどいろいろ使用してきましたが現在はバークチップを使用しています。

バークチップは松の樹皮を砕いて加工したもので保湿性と通気性のバランスが良く掃除などのメンテナンスも容易にでき、百均なんかでも売られているのでコスパも良くおすすめです。

糞や餌の食べ残しがあればその都度取り除き、月に1度はすべて取り替えるようにしてケージ内を清潔に保つようにしています。

クレステッドゲッコーは多湿な環境を好むので床材は保湿性の高いものが推奨されていますが、僕は床材を選ぶ際は保湿性よりも安全性を重視して選ぶようにしています。

口に入るような粒の細かいものは誤食による窒息や腸閉塞を引き起こす危険性があるのと、四肢にある趾下薄板しかはくばんという器官の隙間に入り込むことにより壁に張りつけなくなりストレスを与えてしまうことがるので選ばないようにしています。

登り木

登り木は三晃商会で販売されているスパイラルパーチをケージの大きさに加工してクレステッドゲッコーが移動する際の足場になるように配置しています。

クレステッドゲッコーは驚いたり興奮した際にバタつくことがあるので先端が尖っているようなものはケガをする危険性があるので避けるようにしています。

飼育し始めの頃はいろいろ置いて複雑なレイアウトにしていたのですが掃除が大変だったので今ではスパイラルパーチ2本だけというシンプルなレイアウトにしています。

シェルター

シェルターはココナッツシェルターを少し加工してケージの天面から吊り下げて使用しています。

気に入ってくれてるようで日中はほぼシェルターの中で過ごしています。

飼育者によっては人慣れの妨げになるため使用しないという方もいますが隠れられる場所がなくて常に人に見られているというのもストレスだと思うので僕は使用しています。

ストレスを取り除いて落ち着いて生活できる環境を提供してあげることが人慣れさせる一番の近道だと考えています。

飼育し始めの頃は加湿にもなればとウエットシェルターも置いていましたが底面に置いているので中に入ることもないし、すぐにカビ が生えるので使用するのをやめました。

温湿度計

温湿度計はビバリアのツインメーターNEOを使用しています。

百均なんかでも温湿度計は売ってありますが、数値が正確でないと困るのでそれなりのものを選ぶようにしています。

餌皿

給餌皿はSUDOのレプタイルフードトレイを使用しています。

この餌皿はマグネットで取り付けるタイプなので取り外しが容易にでき掃除もしやすいです。

マグネットも結構強くクレステッドゲッコーが飛び乗っても外れたことはなく吸盤タイプのものみたいに突然外れたりすることもないので安心して使用できます。

我が家のクレステッドゲッコーは置き餌は食べないので水皿としてしか使用していません。

正直なところ水皿から水を飲んでいるのかも微妙なところですが、一応置くようにしています。

温度

ケージ内の温度は上部ヒーターとサーモスタットを併用して管理するようにしています。

上部ヒーターはレップジャパンの暖突SをサーモスタットはジェックスのEXOTERRAイージーグローサーモを使用しています。

クレステッドゲッコーの適温は23度~28度となっているので、サーモスタットは年間通して25度で設定していますが、気温の下がる冬場は20度を下回ることもあるし夏場は30度近くまで上がることもあります。

冬場でも室内飼育でヒーターも使用しているのでケージ内の温度が極端に下がり過ぎることはないので多少温度が下がってもそれほど気にはしませんが、温度が上がり過ぎるのは尻尾の自切や突然死の危険性があるので夏場だけはエアコンを使用して30度を超えないように気を付けています。

湿度

クレステッドゲッコーは多湿な環境を好みますが、蒸れには弱いらしいので常に湿度の高い状態を保つというよりも霧吹きで加湿してあげて1日の中で湿度の高い時間帯を作ってあげて1日の湿度を平均するとだいたい60%以上になるかな?ぐらいの感覚で管理しています。

脱皮前なんかは普段よりも多く加湿するようにしており、今まで脱皮不全を起こしたことはありません。

給餌

クレステッドゲッコーの餌としては昆虫(コオロギ、デュビア、レッドローチ、ミルワーム)人工飼料(レパシー、パンゲア)、果物(マンゴー、バナナ、ナシ、ブドウ、アプリコット、イチゴ、スイカ、モモ、プラム、ブルーベリー)などがあります。

現在は人工飼料のレパシーを主食にして冷凍コオロギ果物をおやつ程度に与えるようにしています。

人工飼料をベースに与えているのでカルシュウム不足でくる病になることはないとは思いますが、一応コオロギを与える際はカルシュウム剤やビタミン剤を添加してから与えるようにしています。また、口元のケガや消化不良などを防ぐ為に脚や羽がついている場合は取り除いてから与えています。

給餌頻度は生後18カ月くらいまでは2日に1度、それ以降は3日~4日に1度食べるだけ与えるようにしています。

我が家のクレステッドゲッコーはスプーンやピンセットで直接与える以外では餌は食べないので置き餌はしていません。

病気

クレステッドゲッコーを飼育するうえで気を付けたい病気としては、くる病脱皮不全フロッピーテール腸閉塞卵閉塞(卵詰まり)などがありますが、ほとんどの病気は温度や湿度、餌の与え方、ケージのサイズなどの飼育環境が適切に維持できていればそれほど心配する必要はないと思います。

とは言え、何かあった時の為に爬虫類を診てくれる最寄りの動物病院は事前に調べてあります。

最後に

飼育を始めてまだ2年程なのでこれからも試行錯誤を繰り返してより良い飼育環境にしていきたいと考えています。

また、住んでる地域や環境、状況などで飼育環境や飼育方法も変わってくると思うので参考程度に読んでいただければ幸いです。

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