クレステッドゲッコーの登り木について解説。登り木の選び方、配置方法、メンテナンスのポイントまとめ。

クレステッドゲッコー

クレステッドゲッコーは自然環境では樹上で生活しています。

飼育環境においても登り木は非常に重要で、クレステッドゲッコーの本能的な行動を促し、ストレスを軽減する役割があります。

適切な登り木を用意することでクレステッドゲッコーが健康で快適に過ごせる環境を作ることができます。

この記事では、登り木の選び方や配置方法、メンテナンスのポイントについてわかりやすくまとめています。

クレステッドゲッコーとは

クレステッドゲッコーは和名を王冠帝守宮(オウカンミカドヤモリ)と言い、有隣目イシヤモリ科オウカンミカドヤモリ属に分類されるヤモリの1種でニューカレドニアに生息する固有種です。

その可愛らしい姿と人に慣れやすい温和な性格から爬虫類愛好家の間で人気の種類です。

登り木の選び方

素材

登り木の素材には自然素材(例:バーチ、ヒノキ、オーク、コルクなど)と人口素材(例:プラスチック、シリコンなど)があります。

自然素材

・バーチ:軽量で扱いやすく、クレステッドゲッコーが登るのに適した形状に加工がしやすいです。

・ヒノキ:抗菌作用がありカビが生えにくい特性があり、香りもよく飼育環境に適しています。

・オーク:固くて頑丈なため長持ちしますが表面が滑らかすぎて登りにくい場合があります。

・コルク:軽量で扱いやすくクレステッドゲッコーが登るのに適しており自然な雰囲気も演出しやすいです。

人口素材

・プラスチック製:手入れが簡単で形状が一定のため、安定した環境を作れますが自然素材のものに比べて滑りやすい場合があります。

・シリコン製:柔軟性があり、クレステッドゲッコーがしっかりと掴むことができるため、安心して使用できます。

表面が滑らかすぎるとクレステッドゲッコーが登りにくくなるため、適度に凹凸がある素材を選ぶと良いです。

注意点としては使用する素材に化学物質が含まれていないことを確認しましょう。特に、塗装加工などが施されているものは避けるようにしましょう。

形状

クレステッドゲッコーは様々な形状の登り木を好むため、曲がったり、分岐したりした形状など複雑なものが理想的です。

サイズ

登り木はあまりに細すぎたり太すぎても掴みにくく登れなくなってしまうので、クレステッドゲッコーがしっかり掴みやすい直径2~5cm程度が太さのものを選びケージの高さや幅に合わせて調整するようにしましょう。

配置方法

複数の登り木をケージ内の異なる高さに配置し立体的な環境を作り自由に移動できるようにしましょう。

高低差を付けることで運動量を増やし、ストレスを軽減することができます。

異なる形状やサイズの登り木を複数組み合わせることで、より自然な環境を再現することができます。

また、複数の登り木を配置する際に木と木の間に隙間を作ったり、観葉植物や人工の葉を配置することでクレステッドゲッコーが安心して隠れらる場所になります。

メンテナンスのポイント

衛生状態を保ち病気のリスクをにも登り抑えるためにも木に付着した糞や汚れは定期的に取り除くようにしましょう。

また、清掃後に消毒することでカビや雑菌の繁殖を抑えることができます。

消毒剤などを使用する場合は有害になる成分が入っていないかしっかり確認してから使用するようにし、使用後は必ず水でよく洗い流して残留物がないように注意しましょう。

傷んだり腐敗した登り木はケガをする危険性があるため、必要に応じて交換するようにしましょう。

まとめ

クレステッドゲッコーなどの樹上生活する爬虫類にとって登り木は本能的な行動を促し、健康を維持するために欠かせない要素の1つです。

適切な素材と配置を考慮し定期的なメンテナンスを行うことでクレステッドゲッコーが快適に過ごせる環境を提供することができます。

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