こんにちはkomatsuです。
壁を登る愛くるしい姿と手触りの良さから大人気な爬虫類「クレステッドゲッコー(オウカンミカドヤモリ)」の飼育にあたって特に気になるのが「何を・どのくらい・どうやって与えればいいの?」という点ですよね。
今回は、クレステッドゲッコーの適切な餌の種類や与え方、成長段階ごとの給餌頻度をわかりやすく解説します!
クレステッドゲッコーとは?

クレステッドゲッコーとはニューカレドニアに生息する固有種です。
目の上から背中にかけてある「まつ毛」のように見える突起としっとり柔らかい手触りが特徴です。
大人しい性格でハンドリングがしやすく、雑食性のため昆虫だけでなく専用の人工飼料のみでも生涯飼育可能なため、爬虫類初心者にも非常に飼育しやすい人気種です。
我が家で飼育しているクレステッドゲッコーの【吉日】を紹介している記事もあるので興味のある方はこちらもご覧ください。

クレステッドゲッコーの餌の種類
クレステッドゲッコーは野生下では「昆虫」のほか「熟した果実や花の蜜、樹液」などを食べる雑食性のヤモリです。
飼育下では主に以下の3種類の餌を使用します。
人工飼料(ゲル・パウダータイプ)
クレステッドゲッコーに必要な栄養バランスが計算された総合栄養食です。
人工飼料の種類には粉末を水で溶いて与えるタイプ(パンゲア・レパシー)や、チューブから搾り出すだけで与えられるゲルタイプ(クレスゾル)などがあり、これだけで生涯飼育が可能です。
生き餌(昆虫)の準備や管理が不要な為、昆虫が苦手な飼い主さんにとって大きな味方になってくれます。
昆虫(生き餌・冷凍)
代表的なものとしてコオロギやディビア(ゴキブリの一種)、ミルワームなどがあり、食い付きが非常に良く成長期のベビーや産卵期の個体の栄養補給・体重増加に最適です。
注意すべき点として昆虫だけを与えているとカルシュウム不足でMBD(代謝整骨疾患)を引き起こしてしまう為、カルシュウム剤を添加してから与える必要があります。

ワーム類の中でもハニーワームは脂質やエネルギーが高い為、産卵後のメスや衰弱して痩せた個体などに与えるのがおすすめです。しかし、嗜好性も高いため元の餌を食べなくなってしまうリスクもあるので注意が必要です。
果物(おやつ・副食)
バナナやマンゴー、モモなどの甘く熟した果物ばかり与えると栄養が偏るため、あくまで「おやつ」としての使用にとどめるようにしましょう。
基本は人工飼料をベースにするのが安心です。
- マンゴー
- バナナ
- スイカ
- アプリコット
- イチゴ
- ブルーベリー
- イチジク
- パパイヤ
成長段階ごとの給餌頻度と量の目安
クレステッドゲッコーは成長スピードや年齢によって適切な給餌ペースが異なります。
| ベビー【幼体】(0~6か月) | 毎日 |
| ヤング【亜成体】(6~18カ月) | 2日に1回 |
| アダルト【成体】(18カ月~) | 3日に1回(週に2回) |
成体になってからの餌の与え過ぎは肥満の原因になります。肥満は病気の発症リスクを高める為、長生きさせるためにも体重の増減や糞の状態などを日々観察しながら餌の量を調整するようにしましょう。
適切な餌の与え方
クレステッドゲッコーに餌を与える際の具体的な手順とコツを紹介します。
人工飼料の与え方
準備
粉末タイプの場合は、水と混ぜてケチャップ程度の固さ(マヨネーズよりややゆるめ)に調整します。
給餌
スプーンや竹製のピンセットの先に一口分の人工飼料をのせます。
誘導
鼻先や口元にそっと近づけます。ペロッと舐め始めたら、ペースに合わせて少しずつ足していきます。
置餌
舐めてくれない場合は、小さなお皿に入れてケージ内に一晩おいておく「置餌」も有効です。(夜行性のため夜間に食べることが多いです。)
昆虫の与え方
準備
昆虫を与える際は消化しにくい頭や脚、羽などはできるだけ取り除きます。
ダスティング
昆虫に爬虫類用のカルシュウムパウダー(ビタミンD3入り/なしを適宣選定)をしっかりまぶします。
ピンセット給餌
竹製などの安全なピンセットで昆虫を挟み、目の前でゆらゆらと動かして反応させます。

爬虫類用に販売されているピンセットは比較的大きくクレステッドゲッコーのような小型種の給餌には扱いにくい為、作業用などで販売されている竹製の15cmほどのピンセットが扱いやすく、あたりが柔らかいためケガのリスクも少なくおすすめです。
給餌の注意点&よくあるお悩み
夜間に与えるのがベスト
クレステッドゲッコーは夜行性です。消灯後の夕方~夜にかけて活発になるため、このタイミングで給仕すると食べてくれやすくなります。
食べ残しは翌朝必ず回収する
人工飼料は傷みやすく、放置するとカビや雑菌が繁殖する原因になります。置き餌をした場合も、翌朝には必ず回収してケージ内を清掃してください。
餌を食べない(拒食)ときの対処法
環境の見直し
ケージ内の温度(適温:22℃~27℃程度)や湿度(適湿:60%〜70%程度)が適切か確認する。
連れてきたばかりのストレス
お迎え直後は慣れるまで数日間そっとしておき、落ち着いてから給餌を試みる。
フレーバーの変更
人工飼料の味を変えてみる(昆虫配合タイプなど)

水で溶かす粉末タイプで食い付きがあまりよくない場合などは水の代わりに果汁100%ジュースで溶いたり果物味の人間用のベビーフードを混ぜて与えてみると食いつきがよくなることがあります。
まとめ
クレステッドゲッコーは優れた人工飼料のおかげで非常に飼育しやすい爬虫類です。
個体によって「人工飼料が好き」「コオロギしか食べない」といった好みや性格の違いもありますので、飼育している個体の様子を観察しながらベストな給餌スタイルを見つけてあげましょう。
